公募概要【事前採択タイプ(良好なマンション管理)】
1.事業概要
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、質の高い住宅ストックの形成及び子育てしやすい環境の整備を図るため、既存住宅の長寿命化や三世代同居など複数世帯の同居の実現に資するリフォームを推進することを目的として、リフォーム工事等の事業の実施に要する費用の一部について、国が支援する補助制度です。
「事前採択タイプ(良好なマンション管理)」とは、一定の要件を満たす長期修繕計画を作成するマンションにおいて、本事業の評価基準型、認定長期優良住宅型、高度省エネルギー型のいずれかに適合し、かつ、「良好なマンション管理に対応する先導的な取組み」を実施するものについてご提案いただき、先導性・汎用性・独自性等が認められる提案を選定、事前採択の対象とするものです。
長期優良住宅(増改築)認定を取得するリフォームや、評価基準に適合させるリフォームといった単に基準に基づいて実施するリフォームについては、認定長期優良住宅型(通年申請タイプ)や評価基準型(通年申請タイプ)がご活用いただけます。
なお、「事前採択タイプ(良好なマンション管理)」においても、良好なマンション管理に対応する先導的な取り組みと認められた工事に加えて、評価基準、認定基準に適合させるリフォームを合わせて行うことが可能です。
2.主な事業要件
- (1)リフォーム工事が、マンションを長期的に維持するための良好な管理に寄与するものとして、先導性・汎用性・独自性等の高度な提案性を有すること。
- (2)リフォーム後の住宅性能について、本事業の評価基準型、認定長期優良住宅型、高度省エネルギー型のいずれかに適合すること。
- (3)一定の規模を満たす既存住宅であること。
- (4)リフォーム工事着手前にインスペクションを実施すること。また、インスペクションにおいて判明した劣化事象については、リフォーム時に補修を行うか、維持保全計画に劣化事象の点検・補修等の対応方法とその実施時期を明記すること。
- (5)本事業のリフォーム工事の履歴と維持保全計画、長期修繕計画を作成すること。
- (6)令和元年12月20日(金)までに交付申請を行い、令和2年2月14日(金)までに完了実績報告書の提出ができるものであること。
3.補助対象費用
- (1)リフォーム工事に係る補助額
- a)特定性能向上リフォーム工事費
・評価基準等に適合させるための性能向上を図るリフォーム工事及びその附帯工事(原則として適合していない状態から適合状態へのリフォームを対象とする。)
- b)その他性能向上リフォーム工事費
・a)以外の工事であって、住宅の性能向上に資するリフォーム工事及びその附帯工事
- c)三世代同居対応改修工事
・複数世帯が同居しやすい住宅とするため、調理室等(調理室、浴室、便所又は玄関)を増設する工事(箇所数を増やす工事)及びその附帯工事。
- d)良好なマンション管理対応工事
・a)以外の工事であって、学識経験者からなる評価委員会において、良好なマンション管理に寄与するものとして、先導性・汎用性・独自性等の高度な提案性を有すると認められた工事。
- (2)インスペクション等に係る補助額
- ①リフォーム工事に先立って行う既存住宅のインスペクションの費用
- ②リフォーム工事の履歴情報、維持保全計画、長期修繕計画の作成に要する費用
- ③リフォーム瑕疵保険(大規模修繕工事瑕疵保険を含む)の保険料(検査料を含む)
4.補助率・上限
- ・補助率:1/3(「3.補助対象費用」の1/3について国が支援)
- ・上 限:評価基準型の場合:100万円/戸
認定長期優良住宅型の場合:200万円/戸
高度省エネルギー型の場合:250万円/戸
※ただし、三世代同居対応改修工事を実施する場合は、これらとは別に50万円/戸を上限に加算
5.提案者
・施工業者、買取再販業者、管理会社・設計事務所等
6.公募期間
・平成31年4月10(水)~令和元年5月17日(金)
詳しい募集内容については、募集要領をご覧下さい。